1947-11-20 第1回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
○小野委員長 醫療問題に關して、榊原君から簡單に緊急質問したいということでありますから、これを許します。
○小野委員長 醫療問題に關して、榊原君から簡單に緊急質問したいということでありますから、これを許します。
醫療問題の國營でありますが、これは必ずしも私は國營にしなければならぬという必要は、今ただちに考えておりませんけれども、私どもの一番關心をもつておりますることは、かの結核の病であります。
いま一つは大分醫療問題の重大性というような觀點、あるいはまた社會政策的な意味合等からしまして、醫療の國營という問題が世間でいろいろ論議されておりますが、これに對しましてその意思があられるかどうか。この二つの點につきまして大臣の御答辯をお伺いしたいと思います。
それで今度の國會に國民健康保險の國庫補助の増額をお願いいたしまして、それでいくらか困つておるところを救おうという點と、それから本年におきまして國民健康保險の直營病院の計畫が非常に増してまいりまして、これによりまして地方民のこの醫療問題の難點を片づけたいという非常な希望がございまして、直營病院の新設が殖えてまいりまして、それに應じまして直營病院の箇所等も増加し、また補助の金額も増すということで、今度の
國立病院に勸務しております軍醫につきましては、公職追放の問題の起りましたときからの問題でございまして、正式軍人でありました軍醫は申すまでもなく追放令の出したときに退職することになつたのでありますが、病院の特殊性から、今日まで逐次にこれを交替させて、醫療問題に支障のないようにするということで留任を認めていただいておつたのであります。
そこで組合の理事者の中にほんとうに國民健康保險の必要を感じまして、これでこの村内の醫療問題をなんとか片づけるのだという熱意において缺けるものがあつて、適切な打開策も講ぜずに来たのではないか。
國民健康保險の設立につきましては、昭和十六年、十七年、十八年ごろは厚生省といたしましても、醫療問題は保險の擴充によつてやつていこうという非常に強い考えをもつておりまして、各府県を督励いたしまして、國民皆保險というような考え方で全村國民健康保險をつくり、また加入するようにしたいというので強い指導をいたしましたので、法による強制ということはなかつたのですけれども、當時の勢としてあるいは強く響いた組合が相當